令和6年4月25日
宮内庁総務課広報室
4月12日（金）、天皇皇后両陛下は、令和6年能登半島地震による被災地御見舞のため石川県穴水町と能登町をご訪問になりました。
両陛下は、被災者一人一人から被災当時の状況や現在の生活で苦労している点についてのお話をお聞きになり、今もなお厳しい状況の中で不安や苦労、様々な葛藤を抱えている多くの方々に心をお寄せになりながら、一人一人に対して丁寧にお見舞いのお言葉をおかけになりました。また、災害対応に尽力された方々をおねぎらいになり、それぞれの方の尽力に対して敬意と感謝の意を表されるとともに、身体を気遣われました。
両陛下は、今回の被災地御見舞を通じて、輪島市や珠洲市以外の地域でも甚大な被害が生じており、発生から3か月以上たった今もなお苦労されている方が多くおられることを改めてお感じになり、被災地に対して引き続き多くの人々の気持ちが寄せられ、支援の手が差しのべられることにより、1日も早い復旧・復興が実現することを願われています。
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| 被災者をお見舞いになる天皇皇后両陛下 （上：穴水町さわやか交流館プルート 下：能登町立松波中学校） （写真：石川県） |
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| 災害対応に尽力した方々をおねぎらいになる天皇皇后両陛下 （上：穴水町さわやか交流館プルート 下：能登町立松波中学校） （写真：石川県） |
天皇皇后両陛下は、被災地の状況もご視察になり、建物が地震や津波により倒壊している状況、地震により発生した火災により家屋が焼失している状況、多くの尊い命を犠牲にした崖崩れの状況などをご覧になりました。
穴水町のあすなろ広場や能登町の白丸地区では、両町の町長から被災状況についてお聞きになり、心をこめてご黙礼になりました。
穴水町商店街では、商店街全体が大きな被害を受ける中で営業を再開している美容室にお立ち寄りになり、お店の方にお声がけになりました。両陛下は厳しい環境の中で苦労されながらも営業が再開され、地元の人たちが立ち寄ることができる場が少しずつではあっても戻ってきていることをうれしく思われました。
